町内会・自治会の可能性(その2)鳥の目でみる

皆さんは、「4つの目」をご存知でしょうか。「3つの目」は有名ですね。鳥の目、虫の目、魚の目です。今回はコウモリの目を足して、4つの目で、町内会・自治会をながめてみましょう。

まず、1つめは、「鳥の目」です。視座を高めて、俯瞰的に全体的にみてみましょう。

そもそも、町内会・自治会とは、どこにでもあるものでしょうか。

少し古いですが、2013年の総務省の調査によると、日本全国に自治会・町内会は、約30万あり、加入率は54%。2013年までの10年間で加入率は、10%減少している。

現在、地元の市内には町内会・自治会は約280あり、加入率(世帯単位)は約50%です。市からの回覧物は町内会・自治会に加入していない世帯には、届かないルールになっています。

そもそも、町内会・自治会の加入率が減少し続けている事実と、その理由について、なぜ、もっと踏み込んだ議論ができないのか、不思議でしょうがないです。

地域住民はメリットを感じない、必要性を感じないから、無関心なのです。

では、どうしたら良いのでしょうか。世の中には、町内会・自治会活動が活発で、地域住民が主体的に参加している例はあります。なぜ、真似できないのでしょうか。

一方、加入町内会・自治会がなくても、支障がないのはなぜでしょうか。

以上の論点を頭のすみに置きながら、残り3つの目の話を進めましょう。