日本の人口1億人

このタイトルだけ見ても、何のことかわからないと思います。

今回、皆さんにご紹介したいのは、日本の人口が1億人を突破した時の高齢化率と、1億人を割り込む時の高齢化率についてです。

日本が1966年に人口1億人を突破した時の高齢化率は6.6%で約7%です。そして、2053年に人口1億人を割る時の高齢化率は38%で、40%近くまで上昇しています。

同じ人口1億人でも、社会の風景は、全く別世界なのです。

日本の社会の変化をとらえる際に、異次元の超高齢社会かつ人口減少社会について正しく理解しておかないと、片手落ちの議論になりかねません。

皆さんは十分に留意してください。

日本は、高齢化率だけでも世界のトップランナーで、今後の超高齢社会に対して、日本がどう向き合って行くのか、今、世界中から注目されています。

当の我々日本人の意識が低いことが問題です。意識が低いわけではないのかもしれません。どこへ言っても「高齢化待ったなし」と聞きますが、具体的な行動の話まで進まないことが不思議でなりません。

やはり、「共通言語」がないことが一因と思います。
ここで、「ジェロントロジー」の出番なのです。