メンタリストDaiGo

皆さんは、メンタリストDaiGoさんの本を読んだことがありますか?

私は、全く読んだことがなかったのですが、メンタルモデルに向き合っているせいか、先日、本屋で「メンタリスト」「メンタリズム」というワードが目に入り、「一番売れてるDaiGo本」という言葉にもひかれて、『自分を操る超集中力』を買って読んで見ました。

会社員をやめて、自宅兼事務所で自営しているので、「集中力」のレベルアップを実感していたので、読みやすさもあり一気に読み終えました。

一言でいうと、集中力について、いろんなエビデンス(海外の研究や論文など)を併記する形で、ここまでわかりやすく科学できていることに感銘を受けました。

普段自分で意識していることと類似している論点もあり、学びが多い本でした。
例えば、私は、「1時間1本勝負」とか「30分1本勝負」と口ずさんで、時間の制約の中でアウトプットを出すようにしています。この点も「うまく休憩を挟み、短時間の集中状態を繰り返す」「あらかじめ時間を短く区切り、もうちょっとやりたかったというところで、仕事を打ち切る」ことをすすめています。そもそも人間の脳は集中を持続させないようにできているから。同じ姿勢で集中力が持続するのは、大人でも子どもでも、30分。

集中力を生み出す7つのエンジンとして以下の7点があげられています。
(1)場所 (2)姿勢 (3)食事 (4)感情
(5)習慣 (6)運動 (7)瞑想
なぜ、この7つが大事なのかは、ぜひ本屋さんで手にとってチェックしてみてください。なんとなくわかっていたことも明確になり腹落ちします。

実は、2冊買って、2冊目も一気読みしました。
『一瞬でYESを引き出す心理戦略』です。

本の中にもありますが、私も最初は、メンタリズムという言葉に違和感を持っていました。「心を読んで、心を操る」というと、何かコミュニケーション技術みたいなイメージが先行していたからです。

しかし、読み進めると、全く別の景色が見えてきました。

相手の心の内も押しはからず、相手の反応も見ず、ただやみくもにコミュニケーションを押しつけることこそ、独りよがりであり、不誠実であると。

メンタリズムとは、相手の心を読み、心をつかみ、ニーズに応えることで信頼関係を築くこと。

メンタリズムの4つのポイントは、
(1)観察する(外見や言葉に現れたものから手がかりを探る)
(2)分析する(手がかりをもとに、心理を読み解く)
(3)信頼される(相手を理解し、信頼を勝ち取る)
(4)誘導する(暗示を入れ、人を動かす)

2冊とも、自身の集中力と、認知心理学でいうメンタルモデルに、日々向き合っている私には、とてもためになり、おもしろい本でした。

最後に、メンタリストDaiGoさんが、世の中から支持されている理由も垣間見れました。彼は、ものすごい勉強家です。根拠やエビデンスがしっかりしているからか、とても読みやすかったです。